読者の皆様は「睡眠時無呼吸症候群」通称「SAS(サス)」という病気を聞いたことあるだろうか?
管理人は長年SASを患っています。
日本での潜在的な患者数は300万人とも言われております。
しかし、自覚症状の少なさから医療機関に受診する人が少なく、現在治療を受けている方は40万人程度と言われています。
それでは、具体的に睡眠時無呼吸症候群(SAS)について、解説していきましょう。
目次
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、何らかの影響で睡眠中に呼吸が止まってしまう病気です。
<寝る>(浅い睡眠)
↓
↓
<熟睡>(深い睡眠)
↓
<呼吸が止まる>(血中酸素濃度低下)
↓
脳「起きろや」<呼吸再開>(浅い睡眠へ移行)
↓
<熟睡>(深い睡眠)
↓
<呼吸が止まる>(血中酸素濃度低下)
↓
脳「起きろや」<呼吸再開>(浅い睡眠へ移行)
↓
くりかえし…
呼吸が止まってしまうので、血中酸素濃度が低下し、脳が酸欠状態になります。
そのたびに脳から「起きろ!!」と指令が出るので
しっかり寝たつもりでも、脳が熟睡できていません。
健康な人と比べると睡眠効率は1/3~1/4だと言われています。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の種類
呼吸が止まる原因は基本的には2種類あります。
中枢性無呼吸症候群
何らかの影響で、脳の呼吸中枢から「呼吸しなさい!」という指令が止まってしまい。呼吸しなくなる病状です。
このタイプの患者は全体の数%となります。
原因は詳しく分かっていませんが、心臓の働きが弱くなると発祥する人が多くなるそう。
閉塞性無呼吸症候群
SAS患者のほとんどがこのタイプとなります。
喉の空気が通る隙間が塞がれてしまい、呼吸ができなるなるタイプです。
SAS患者のおよそ90%がコチラのタイプ
閉塞性タイプについて書いていきます。
睡眠時無呼吸症候群の自覚症状
一緒に寝る家族、友人に「寝てるときに息してないよ」と言われるまで、ほとんど気づくことができない無呼吸症候群ですが、少なからず自覚症状があります。
そんな自覚症状を紹介していきましょう
・日中の耐えがたい眠気
・勉強、仕事の集中力の低下
・居眠り運転
・頭痛
・高血圧
・喉の痛み
こんな症状があれば、睡眠時無呼吸症候群の疑いがあります。
でも「痛い」「苦しい」など、はっきりした症状ではないので、なかなか気づきにくいのがこの病気です。
閉塞性無呼吸症候群の原因
上気道に空気が通る十分なスペースがなくなり呼吸が止まってしまうタイプです。
SAS患者さんのほとんど、9割程度がこの閉塞性睡眠時無呼吸タイプ(OSA)に該当します。
上気道のスペースが狭くなる要因としては、首・喉まわりの脂肪沈着や扁桃肥大のほか、舌根(舌の付け根)、口蓋垂(のどちんこ)、軟口蓋(口腔上壁後方の軟らかい部分)などによる喉・上気道の狭窄が挙げられます。
これには、骨格とその中におさまる解剖学的な組織の量が関係します。
元々大きい骨格であれば多少太ったとしても、つまり組織の量が増えても、上気道を狭める可能性はそう高くはありません。しかし、例えば元々小さい骨格の場合はどうなるでしょう?
上気道のスペースが圧迫されて狭くなり、元から上気道のスペースが少ない場合にはさらに閉塞しやすい状況になるわけです。引用:無呼吸なおそう.com
要するに「太っている・メタボ」だと発症しやすい。痩せてても骨格によってなりやすい
ということです←雑
次回予告
次回は睡眠時無呼吸症候群の危険性について語っていきます!