前回の記事で「睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状と危険性」を書きました。
今回は睡眠時無呼吸症候群の診断方法について書いていきます。
目次
まずはセルフチェック
次の中で思い当たることがあれば、注意が必要です。
<寝ているとき>
・いびきをかく
・息が止まる
・呼吸が乱れる
・息苦しくて起きてしまう
・夜間、何度か目を覚ましてトイレに行く
<起きているとき>
・居眠りをしてしまう
・記憶力や集中力が低下する
・性欲がなくなる
・性格が変化する
・身体を動かす時に息切れする
眠気の評価:Epworth sleepiness scale(ESS)
次にESSといわれる睡眠時無呼吸症候群の問診テストになります。
以下の状況での眠気を、0~3の4段階で選んでください。
この問診で5点以上の方は睡眠時無呼吸症候群の可能性があり
この問診で11点以上の方は、高い確率で睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
在宅簡易検査:PSG
先ほどの検査で11点以上になった場合は次のステップです。
在宅で簡易検査ができます。
検査方法は睡眠時にセンサーを使って、血中酸素濃度を記録します。
こんなやつ↓

パルスオキシメーター(血中酸素濃度を測定する機器)とか、パルスウォッチとなどというツールになります。
無呼吸になったらSpO2が低下するので、簡単にわかります。
購入するとメチャメチャ高いです。15万円~20万円しますw
でも、5千円くらいのスマートウォッチでも、ログをスマホ転送すればSpO2のグラフくらい出力できると思います。
私の場合
運転のお仕事をしていた私の出来事です。
昔から家族に「いびきがひどい」「息が止まってるよ」などと指摘を受けてきた。
ただ、病院で睡眠時無呼吸症候群と診断されると、後に説明するデメリットが多く、病院&検査から逃げていました。
その日は突然に・・・
会社からある日、突然白い箱を渡され・・・。
上司「全社員、一斉に無呼吸の検査してるから、今晩から2日間、これつけて寝てね~。説明書は中に入ってるから」「提出は4日以内ね~」
俺「は~い」(マジか!! ヤバイ!!)
・・・(でも、起きてる時に付けておけば、引っかからないでしょ)
高性能パルスウォッチ
帰って中を開けてみるとフィリップス・レスピロニクスと書いてある。(いやな予感)
フィリップス・レスピロニクス社は睡眠時無呼吸症候群の医療機器で1,2のシェアを誇るメーカーだ。
こんなメーカーの機器を騙せるのだろうか。。。(笑)
そして、調べてみるとSpO2(血中酸素濃度)どころか、睡眠中の体の向き、脈拍で睡眠レベルまで測定するという。。。。
こいつは強敵だ。。。
うつ伏せ寝で無呼吸を阻止?
私は知っています。
寝るときに横向きorうつ伏せで寝ると、呼吸は止まらないんです!
これで、私はパルスウォッチと戦うことにしました。
夜、パルスウォッチを装着し、横向きで寝ます。
万が一でも、寝返りが打てないように、身体の両サイドに巻いた毛布を設置し、準備完了。
安心して就寝・・・。
朝起きると・・・・仰向けになっていました(笑)
これはいかん!
強力な寝返り力!
次の日、横向きはあきらめて、うつ伏せで寝ることにしました。
ーこれで完璧だ
ー間違いなく無呼吸を阻止できるだろう
ーパルスウォッチに記録されている一日目のデータは誤作動ということにw
などという期待を持って寝ました。
そんなに甘くない
まぁ、結論から言いますと、横向き寝orうつ伏せ寝で無呼吸は発生しません。
これは、まず間違いないです。
朝まで、その態勢で寝続けられればです。
はい、無理でしたw
朝起きたら仰向け状態(笑)
あーあ、やっちゃまった。。。
まぁでも、いつもよりよく寝た感じがあるし、あんまり無呼吸が発生しなかったのかなーっと
会社にパルスウォッチを返却し、後日の結果を待つことに。
次回予告
検査結果が届きました。
内容や解説などは次回、書くことにします。